【終了報告】防災連続講座 「災害と隣り合わせの日常に備えを。多様な視点で学ぶ『わたしたちの防災』」

講座・イベント

 【終了報告】防災連続講座:「災害と隣り合わせの日常に備えを。多様な視点で学ぶ『わたしたちの防災』」

終了報告

センターコメント

 今年度の防災連続講座は、災害時においても誰もが自分らしく過ごすことのできる地域づくりのため、主体的に行動できる人材の育成を目指すために開催しました。
 1回目の公開講座は、盛岡大学の学長であり社会学者の長谷川公一さんを講師にお迎えし、防災と復興・ジェンダーというテーマで社会構造の課題をご自身の経験談を交えてお話しいただきました。
 2回目は、盛岡市危機管理防災課の職員が、盛岡市の避難体制について講義を行い、後半は、避難所運営ゲームHUGを行い、参加者同士で意見を交換し気づいたことを共有しました。
 3回目は、日頃から市民グループとして防災活動を行っている方の事例発表を聴き、その後は講座のまとめとして防災にジェンダー視点がなぜ大切なのかをグループワークを交えて考えました。
 全3回の連続講座で、災害時のジェンダー視点や日常の防災の重要性を実感でき、仲間との共有を通じて、連携して備える大切さを確認できる講座となりました。

参加者の声

・災害女性学の重要性を男性の研究者が地域に合わせた内容で分かりやすくお話しくださり、身近なものとして聞くことができました。非常時だけでなく、日常的に防災を考えていく必要性を改めて感じました。

・ハザードマップの基本知識や情報収集方法について学べて良かったです。また、HUGはとても有意義な体験でした。

・仲間と共有。安心できる人とつながって活動する。必ず連携、協働が必要。一歩踏み出そうと思っている方には参考になったと思う。

講座・イベント詳細

チラシ

チラシPDF

とき

1回目(公開講座):令和7年9月28日(日)10時から12時

2回目:10月9日(木)10時から12時

3回目:10月23日(木)10時から12時

講座内容

■第1回(公開講座)ジェンダーと防災・復興

地震・津波・豪雨災害・火山噴火など、さまざまな災害がいま、私たちの足元で日常化しています。防災・減災・復旧・復興にあたって、ジェンダーの視点はどのように有効で不可欠なのか?「災害女性学」などの提唱をふまえて、みなさんと一緒にあらためて考えましょう。

講師:長谷川 公一さん(盛岡大学 学長)

1945年 山形県生まれ。
盛岡大学学長。東北大学名誉教授。環境社会学者。
みやぎ震災復興研究センター副代表。

主著に
『東日本大震災100の教訓 復興検証編』(クリエイツかもがわ、2023年、共編)
『東日本大震災100の教訓 地震・津波編』(クリエイツかもがわ、2019年、共編)
『環境と運動』(ミネルヴァ書房、2024年、編)
『環境社会学入門——持続可能な社会をつくる』(ちくま新書、2021年)ほか。

■第2回

【前半】多様な避難方法と公助
    講師:盛岡市危機管理防災課

【後半】避難所運営ゲーム「HUG」体験
    講師:盛岡市消防対策室

■第3回

事例発表を聞いて、自分にどんなことができるか考えます。
  ・事例発表「わたしが活動を始めた理由~一歩踏み出すヒント」
  ・グループワーク
  ・振り返り

ところ

1回目(公開講座):プラザおでって 大会議室(プラザおでって3階)

2回目、3回目:もりおか女性センター 生活アトリエ

対象

テーマに関心のある方(全部の回に参加できる方が優先)
※但し、公開講座は単回参加可能

定員

15人(公開講座のみ参加は35人)

費用等

無料

託児

子ども1人につき1回500円
6か月から未就学児
各回3人まで
要事前申込(締切:各回開催日の1週間前まで)

申し込み方法

電話:019-604-3303
または、こちらの申込フォームからお申込み 先着順に受付
申込開始は9月4日(木曜)10時から

その他

専用の駐車場はありませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。

申し込み・問い合わせ

もりおか女性センター  電話:019-604-3303

主催

盛岡市、もりおか女性センター