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オススメ図書2022年7月

オススメ図書(2022年7月)女性の世界地図 女たちの経験・現在地・これから【ジョニー・シーガー/著  中澤高志/大城直樹/荒又美陽/中川修一/三浦尚子//訳   明石書店 2020年】政治・経済から結婚・出産、犯罪や様々な抑圧に至るまで、世界の女性たちの現状を地図・グラフィックで可視化する『女性の世界地図』。80年代に原著初版が刊行されて以来、30年以上の年月が経過してもなお、見過ごすことのできないジェンダー格差が社会に残り続けている。今回はグローバル化、インターネットの発達等の現代的テーマも盛り込み、カラフルな地図とインフォグラフィックによりジェンダー格差を一目瞭然にしている。世界を俯瞰し...
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オススメ図書2022年6月

オススメ図書(2022年6月)「宮崎アニメ」秘められたメッセージ -「風の谷のナウシカ」から「ハウルの動く城」まで【佐々木 隆/著  ベスト新書  2009年2月】ジブリアニメの数々の作品の中から4作品を取り上げ、読み解いています。どの作品も「生きる意味」「命の尊さ」をメインテーマにしていますが、物語にはどんなメッセージが込められていて、その背景や登場人物にはこんな意味があったのかと気づかされます。視点を変えて、ジブリ作品を読んでみませんか?新しい発見があると思います。新着図書はこちらオススメ図書はこちら
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オススメ図書2022年6月

オススメ図書(2022年6月)男女平等はどこまで進んだか 女性差別撤廃条約から考える【山下泰子・矢澤澄子 監修/国際女性の地位協会 編  岩波ジュニア新書  2018年】日本では女性差別撤廃条約が1985年から効力を発し、今年で37年が経とうとしています。条約を基にした男女平等の国際基準の展開について、身近なテーマやトピックスで構成し、若い世代にも分りやすいように解説した本書は、「条約」という固いイメージを払拭してくれます。「ジェンダー平等」という言葉が浸透している今、その平等について、より理解を深められる一冊です。新着図書はこちらオススメ図書はこちら
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オススメ図書2022年5月

オススメ図書(2022年5月)戦争は女の顔をしていない【小梅けいと//作画 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ//原作  株式会社KADOKAWA 2020年】『戦争は女の顔をしていない』が本作品の原作。女性には徴兵がなく志願兵も募集されなかったはずなのに、実際には前線で闘った数多くの女性たちがいた。マンガ化により、女性たちの苛烈な生き様を 一層突き付けてくる。「独露戦」から77年が過ぎた今、「旧ソ連のロシアが旧ソ連のウクライナに対する軍事侵攻」を続けている。爆撃によるウクライナの都市の現状は、本書に描かれている爆撃後の旧ソ連の街並みと同じだということに愕然とした。人を尊ぶことを忘れさせ、虐げ...
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オススメ図書2022年5月

オススメ図書(2022年5月)マンガでわかるLGBTQ+【パレットーク//著 ケイカ//イラスト 講談社 2021年】\5/17は多様な性にYESの日/「知らなかった」を言い訳にして、誰かを傷つけるのは終わりにしよう。今さら聞けないLGBTQ+について、マンガでイチから知ることができる、今を生きるすべての人におススメの1冊。今年度、もりおか女性センターでは、6月~7月に連続講座「”LGBTQ+”アライの輪を広げよう!」と題して開催!多様性を認めるにとどまらない、さらなる理解と関わりについて、学び、考えてみませんか?※アライ…セクシュアル・マイノリティの人を応援する人新着図書はこちらオススメ図書...
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オススメ図書2022年4月

オススメ図書(2022年4月)シンデレラとガラスの天井 フェミニズムの童話集【ローラ・レーン/エレン・ホーン//著  大田出版  2021年】眠るお姫様にキスするなんて、ぞっとする。王子様との結婚だけがお金持ちになる方法なの?-「時代は変わりました。物語も変わるべきでしょう」-(筆者まえがきより)米国女性コメディ作家よって、フェミニズムの立場から語り直した、陽気で爽やかな現代のおとぎ話です。【本書で再話される物語】人魚姫/眠り姫/白雪姫/シンデレラ/赤ずきん/ラプンツェル/ピーターパン/美女と野獣/親指姫 ほか新着図書はこちらオススメ図書はこちら
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オススメ図書2022年3月

オススメ図書(2022年3月)避難所に行かない防災の教科書【西野弘章/著 扶桑社 2020年】今年も3.11が過ぎました。あれから11年。大切な人と災害について話す機会となったでしょうか。本書は、災害時に行政の支援も滞った極限体験で役立った技術と実践的な活用方法を解説しています。「避難所に避難する」だけが正しい選択ではなく「自宅の安全度を高めて自宅に避難する」という新しい避難方法を本書で学び、避難の選択肢を広げてみませんか?第1章 DIYで災害に強い家にする第2章 災害で役立つライフラインの自給自足第3章 体験してわかった「備蓄」のノウハウ第4章 災害後の2週間を生き延びる技術新着図書はこちら...
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オススメ図書2022年3月

オススメ図書(2022年3月)災害からの命の守り方 -私が避難できたわけ-【森松明希子/著 文芸社 2021】福島で原子力災害を目の当たりにし、母子避難を決断した著者。10年に及ぶ避難生活の中、「今できること」はなんだろうかと考え続けてきた…。いつどこで被災するか分からない時代、自分の事として当事者の言葉をしっかりと受け止めたい。人権救済の裁判、国連スピーチなど原子力恒久的救済を求めて奔走する姿に感銘を受けます。もうすぐ3・11。忘れてはいけない災害を思い出し、心に留めてみませんか。新着図書はこちらオススメ図書はこちら
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オススメ図書2022年2月

オススメ図書(2022年2月)その子の「普通」は普通じゃない: 貧困の連鎖を断ち切るために【富井真紀/著 ポプラ社 2019】~2月は“普通”についての意識をアップデートできる本をご紹介します~自らも壮絶な半生を乗り越えた著者の「負の連鎖を断ち切るため」のリアルな提言。幼少期から現在までのエピソードを中心に子どもの貧困や虐待の実態、そしてそこに向けてどのような支援活動を展開しているのか紹介されています。「子ども7人に1人が貧困」というこの国で、私たちにもできることがきっとあります。新着図書はこちらオススメ図書はこちら
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オススメ図書2022年2月

オススメ図書(2022年2月)女子少年院の少女たち:「普通」に生きることがわからなかった【中村すえこ/著 さくら舎 2020】~2月は“普通”についての意識をアップデートできる本をご紹介します~あなたは『女子少年院出の人物』にどんな印象を持ちますか?この本は女子少年院経験者である著者が、在院中から出院後の少女たちのリアルな語りに迫ります。彼女たちにインタビューしてわかった「被害者性」や「社会復帰の難しさ」を浮き彫りにし、『失敗が許される社会』について深く考えさせられます。新着図書はこちらオススメ図書はこちら