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オススメ図書2025年5月

オススメ図書(2025年5月)カミングアウト・レターズ【RYOJI+砂川秀樹 編/太郎次郎社エディタス/2007年】 この本には、男の子が男の子を好きになることや、女の子が女の子を好きになることに気づいた子どもたちが、自分の思いを親や先生に伝えた時の手紙と、その返事がつづられています。 18歳から82歳までの7組が交わした、19通の往復書簡。 どの手紙にも、相手を思う気持ちが込められていて、読み終えたあとには「話すこと、聞くことってこんなにも力があるんだ」と、そっと心があたたかくなります。 この本は、同性愛やLGBTQ+を知らなくても、だれかを理解したいと思うすべての人の、最初の一歩にそっと寄...
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オススメ図書2025年4月

オススメ図書(2025年4月)Q&A 同性愛を知るための基礎知識【エリック・マーカス//著 金城克哉//訳 明石書店 1997年】「カミングアウトするってどういうこと?」「子どもがゲイだとわかったらどうしたら良い?」同性愛についての基本的な知識やいまさら聞けないリアルな疑問をQ&A形式で丁寧に解説しています。“知らない”ことで誰かを傷つけないために、同性愛のこと、性の多様性のこと、肩の力を抜いて、まずは“知る”ことからはじめませんか?5/31(土)には「IWATE RAINBOW MARCH2025」が開催されます。世界に目を向けると愕然とするような現実がまだまだたくさんあります。「これって、...
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オススメ図書2025年4月

オススメ図書(2025年4月)それはデートでもトキメキでもセックスでもない「ないこと」にされてきた「顔見知りによる強姦」の実態【ロビン・ワーショウ//著 山本真麻//訳  イースト・プレス  2020年】4月は「若年層の性暴力被害予防月間」。『相手の同意のない性的な行為は性暴力であり、許されるものではありません。もし、自分が同意していない性的な行為をされたら、それは性暴力。』見知らぬ男性からのレイプより顔見知りからの被害の方が圧倒的に多い現実を知っていますか?被害にあったにも関わらずそれを「レイプ」と認識できない…認識できたとしても告発できない…雑誌Ms.が実施したアンケート調査と著者によるレ...
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オススメ図書2025年3月

オススメ図書(2025年3月)うたうおばけ【くどうれいん//著  講談社文庫  2023年】「シーンを積み重ねることで、世間や他人から求められる大きな物語に吞み込まれずに、自分の人生の手綱を自分で持ち続けることができるような気がしています」あとがきに綴られたこの文章に、私はハッとさせられました。友だち、家族、先輩後輩、同僚、行きつけのお店の店員、タクシーの運転手、通りがかりの小学生や、たまたま隣に座っただけの見知らぬ人。人生には、人とのつながりや出会いの数だけシーンがあって、その時々で、そこにしかない“自分と誰かの物語”が生まれている。筆者が綴るあたたかくてやさしくてちょっとスパイスの効いたそ...
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新着図書(2025.03)

新着図書(2025.03)図書コーナーの「新着図書(2025.03) 」を紹介します。どうぞご利用ください!【ゾンビ家制度 軍拡と社会保障解体の罠】竹信三恵子、杉浦ひとみ、杉原浩司、雨宮処凛、古今亭菊千代/著 あけび書房 2024年9月【「非モテ」からはじめる男性学】西井 開/著    集英社 2021年7月【教育にひそむジェンダー 学校・家庭・メディアが「らしさ」を強いる】中野 円佳/著  筑摩書房2024年12月【多様化する人材と雇用に対応するジェンダーフリーの労務管理】小岩 広宣/著  日本実業出版社2024年11月【転職者のための職務経歴書・履歴書・ 添え状の書き方】谷所 健一郎/著 ...
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オススメ図書2025年3月

オススメ図書(2025年3月)私の「結婚」について勝手に語らないでください。【クァク・ミンジ//著  亜紀書房  2024年】非婚もその人が選んだ一つの「生き方」。本書は、いわゆる「非婚エッセイ」ではあるものの、ただ単に非婚をすすめるものではありません。非婚は一つの生き方であり、非婚を含めた“多様性”を認める社会を作るために、私たち一人ひとりがもっと自分自身のことを語ろうという趣旨が込められています。「非婚が結婚に勝るわけではなく、非婚と結婚を天秤にかけて非婚のほうがいいと思ったわけでもない。私の日常に結婚が入ってくる隙と理由がないことを身をもって実感しながら生きているだけだ」と筆者は言います...
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オススメ図書2025年2月

オススメ図書(2025年2月)10歳の質問箱 なやみちゃんと55人の大人たち【日本ペンクラブ 「子どもの本」委員会 // 編集, 鈴木 のりたけ //イラスト 小学館 2015年】10歳の子どもたちの悩みに何人もの大人たちが真っ正直に答えた一冊。答えるのは、あさのあつこさん、森絵都さんなど55人の作家たちです。この本はひとつの質問に対して、複数の回答を載せているところが特徴的です。考えは人それぞれに違っていて、正解はひとつではないと教えてくれます。作家たちの言葉を受け取り、その上で自分だけの答えを見つける手がかりにもなります。子どもたちへ向けた言葉が、私たち大人の胸にもすっと染みこむそんな本で...
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オススメ図書2025年2月

オススメ図書(2025年2月)時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた【和田 靜香//著 小柳学 2021年】息が詰まるほど不安で苦しい生活が続くのは、「私のせい」?――コンビニやスーパーなど、最低賃金のアルバイトで生計を立てるフリーライターが自分の不安の正体を探るべく、国会議員と直接疑問をぶつけ、対話した記録を本にしたものです。政治のことはわからず、聞きたい質問も思い浮かばなかった著者が、政治を他人事ではなく、自分事にしていく様子が見て取れます。会話形式なので読みやすい一冊になっています。毎日の閉塞感と不安の原因はどこにあるのか?その正体を見つめてみるきっかけをくれ...
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オススメ図書2025年1月

オススメ図書(2025年1月)生協の白石さん【 白石昌則 東京農工大学の学生の皆さん //著 講談社 2005年 】当時、東京農工大学の生協職員だった白石さんが、学生からの寄せられる一言カードに丁寧にかつユーモアも交えて回答したことが話題となり、発行された本書。生協で販売して欲しい商品のリクエストや恋愛相談、さらには単位取得のコツなど、一見生協の業務とは関係がないような質問や意見にも、真摯に応える白石さんの姿勢からは、穏やかな人柄と生協職員としての信念が伝わってきます。読んでいて心が温まり、こんな社会人になりたいと憧れる気持ちが自然と湧いてきます。新着図書はこちらオススメ図書はこちら
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オススメ図書2025年1月

オススメ図書(2025年1月)きみの町で【重松清//著 ミロコマチコ//絵 朝日出版社   2013年】「人生とは」「自由とは」「震災を受けたあの町の出来事」…一生懸命考えても答えが見つからないような、どこにでもあり誰にでも起こり得るようなお話を集めた短編集です。児童書のジャンルですが、子どもならではの疑問や悩みが詰め込まれていて、大人が読んでも深い共感を味わうことができます。ミロコマチコさんの挿絵も素敵です。新着図書はこちらオススメ図書はこちら