令和4年度 もりおか女性センター長 ご挨拶

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 令和4年度 もりおか女性センター長ご挨拶

 新たな年度を迎えるにあたり一言ご挨拶申し上げます。
 もりおか女性センターは今年度も、相談事業と啓発事業を2本の柱にして活動してまいります。相談事業は、支援を必要とする女性たちに寄り添い、エンパワーメントの後押しをする女性相談を中心に、男性相談、LGBT相談を含めた相談事業で構成されています。啓発事業は、男女共同参画社会を実現するために見直さなければならない制度・慣習・意識をテーマとして設定し、みんなで考えていく講座を企画・実施する事業です。なおこちらから皆様のところに出向いていく出前講座も実施しております。
 一昨年から続いている新型コロナウイルス感染症の拡大は、多くの人たちの日々の生活と仕事の環境に大きな影響を与えています。特に、コロナ禍で多くの女性たちは尊厳を踏みにじられ、働く場を失っています。また、今年はウクライナで戦争が勃発し、多くの市民の命と生活が脅かされています。
 戦争や災害は、私たちが生活している社会の矛盾と弱点を浮き彫りにする事を実感させられます。戦争で大きな犠牲を強いられるのも女性や子どもたちです。
 持続可能な社会を築くために国連は、SDGsの17の目標を示しています。しかし、そのうち少なくとも、「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」「3.すべての人に健康と福祉を」「5.ジェンダー平等を実現しよう」「10.人や国の不平等をなくそう」「16.平和と公正をすべての人に」の6つの目標は、コロナ禍と戦争で逆行していると見るべきです。
 もりおか女性センターは、こうした時代の動きを見据えながら「変様する社会に即応したジェンダー平等社会の実現!~今こそ、リスタート~」を事業テーマに掲げ、一人でも多くの方々と一緒に活動していけることを願っております。

 

もりおか女性センター センター長 植田眞弘