- 新着図書(2020.08)
- クソ女(アマ)の美学
- SDGsの基礎 : なぜ、「新事業の開発」や「企業価値の向上」につながるのか?
- 地方を変える女性たち : カギは「ビジョン」と「仕組みづくり」!
- 結婚と家族のこれから : 共働き社会の限界
- 離婚の経済学 : 愛と別れの論理
- ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
- 「助けて」が言えない : SOSを出さない人に支援者は何ができるか
- 毒親介護
- 老~い、どん! : 70~90代あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる
- 足をどかしてくれませんか。 ―メディアは女たちの声を届けているか
- こども六法
- エンパワーメント :働くミレニアル女子が身につけたい力
- Pen(ペン)2020 06/15号 No.497 【特集】いまこそ、「ジェンダー」の話をしよう。
- 雲を紡ぐ
- エトセトラ VOL.3 特集:私の 私による 私のための身体
- 彼女の体とその他の断片
- フラワーデモを記録する
新着図書(2020.08)
図書コーナーの「新着図書(2020.08) 」を紹介します。
どうぞご利用ください!
クソ女(アマ)の美学
(ミン・ソヨン 著) ワニブックス 2020.5
男性優位の不公平な社会に流されず、言うべきことを言い、自分のために選択できる女性が「クソ女」と呼ばれ非難される。著者が今まで言えずに飲み込んできた言葉の数々や、他人に嫌われることを恐れ、できなかった行動を、漫画とエッセイで綴っています。女性の誰もが思い当たるであろう理不尽なエピソードを一刀両断にしている爽快な一冊です。
SDGsの基礎 : なぜ、「新事業の開発」や「企業価値の向上」につながるのか?
(事業構想研究所 編)
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学出版部 2018.9
SDGsは「誰一人取り残さない」を理念に掲げています。世界の普遍的な課題が提示され、未来の社会を担う世代のために、私たち一人ひとりに今何が出来るのか、その本質が分かりやすく書かれています。巻末にはSDGsの17の目標と個別解説が掲載されており、ゴール5「ジェンダー平等を達成し、全ての女性及び少女の能力強化を行う」はぜひ読んでいただきたい大切な到達点です。
地方を変える女性たち : カギは「ビジョン」と「仕組みづくり」!
(麓幸子 著) 日経BP社 2018.11
日経BP総研のウェブサイトに連載された「麓幸子の地方を変える女性に会いに行く!」をまとめたもの。
著者は、地方の課題をパワーに変えて活躍する女性たちにインタビューしています。空き家再生などの女性たちのアイデアで魅力ある「まち」に生まれ変わります。地方の未来に希望が持てるオススメ本です。
結婚と家族のこれから : 共働き社会の限界
(筒井淳也 著) 光文社 2016.6
「家族」とは?という普遍的なテーマに社会学の視点で迫ります。男は仕事、女は家庭の時代から共働きの時代となり、それが生み出した現代の問題点までを総ざらいしていきます。家族を持つことが難しい現代、そこから生まれる格差・・・、考えさせられます。
離婚の経済学 : 愛と別れの論理
(橘木俊詔、迫田さやか 著) 講談社 2020.4
離婚は女性の忍耐力の欠如という通念を退け、離婚に踏み切る女性を温かい目で見つめています。一部の性別役割分業意識が強い男性が、自身の都合で離婚に消極的であるにすぎないと述べる著者はむしろ、離婚に起因した母子家庭の経済的困窮という問題にこそ焦点を絞り、支援策を充実すべきことを力説しています。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
(ブレイディみかこ 著) 新潮社 2019.6
昨年の本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞した話題の一冊!「…人間って、よってたかって人をいじめるのが好きだからね」「僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。…罰するのが好きなんだ」(本文より)。思春期という多感な時期に人種、貧富、ジェンダー、多様性格差に悩む「ぼく」とパンクな母ちゃんがともに考え、乗り越えていく様子を描くノンフィクション作品です。
「助けて」が言えない : SOSを出さない人に支援者は何ができるか
(松本俊彦 編) 日本評論社 2019.7
定期刊行誌『こころの科学』の大好評特別企画をまとめた、当事者へのアプローチの手法が学べる1冊。援助が必要と思われる19のケースの当事者の心理や、医療等の現場と支援活動の場の現状を知ることができます。SOSを出さないでいるだれかのために、ぜひ手に取ってみてください。
毒親介護
(石川結貴 著) 文藝春秋 2019.11
自分を傷つけてきた親が老いたとき、あなたは介護できますか?介護が必要になった「毒親」との関係に悩む人たちの生々しい声を紹介し、その実態や心の内に迫ります。専門家によるアドバイスや具体的な対応策なども探り、「毒親介護」の中に希望を見出すための処方箋も提示しています。
老~い、どん! : 70~90代あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる
(樋口恵子 著) 婦人之友社 2019.12
ヨタヨタヘロヘロの「ヨタヘロ期」に直面している87歳の樋口恵子さんが、自身の私生活を通し色々な体験からお話しされています。人生の最終ステージの幸福のために何をなすべきか、全ての人の問題として考えて欲しいです。
足をどかしてくれませんか。 ―メディアは女たちの声を届けているか
(林香里 編) 亜紀書房 2019.12
メディアのトップ層は、ほぼ男性で占められています。メディアが世界の鏡なら、女性やマイノリティのリアルな声も姿も映して欲しいものです。誰もが住みやすい社会にするためにメディアはどのように変わるべきなのか、様々な立場の女性たちがメディアのあるべき姿について語っています。
こども六法
(山崎聡一郎 著) 弘文堂 2019.8
いじめや虐待は犯罪です。誰かが気づいて助けてくれるまで、たった一人で犯罪被害に苦しんでいる子どもたち。もし法律という強い味方があることを知っていたら、勇気を出して助けを求めることができるかもしれません。法律の難しい用語もできるだけ分かりやすく、可愛い動物キャラクターのイラスト付きで解説しています。
エンパワーメント :働くミレニアル女子が身につけたい力
(大崎麻子 著) 経済界 2017.12
働く女性に必要なもの‐自分自身を磨き、育て、未来を切り拓く力を身につけること。強く、しなやかに生きていく、そんな人生の設計図の描き方が詰まった一冊です。「激動の時代にあっても『エンパワーメント』が幸せな人生の基盤になることに変わりはない」、著者からの力強いメッセージが背中を押してくれるでしょう。
Pen(ペン)2020 06/15号 No.497 【特集】いまこそ、「ジェンダー」の話をしよう。
(CCCメディアハウス 編) CCCメディアハウス 2020.6
最新のジェンダーギャップ指数(男女格差を示す指標)は世界153カ国中121位と、男女平等への道のりはまだ遠い日本。男女平等、LGBT(Q)というキーワードは聞いたことあるけど、どこか他人事…。この雑誌は、そもそもジェンダーって何?日本のジェンダー問題って?を取り上げています。
雲を紡ぐ
(伊吹有喜 著) 文藝春秋 2020.1
2020年上期の直木賞候補作!!
盛岡のホームスパン工房を舞台に、家にも学校にも居場所がない女子高校生の成長を描きつつ、親子のほつれた心の糸を紡ぎ直す物語です。盛岡の地名や実在する店がたびたび登場し、街並みの風景が目に浮かびます。家族の絆や自分の生き方という少し重いテーマがありながらも、読むうちに気持ち が温かくなります。
エトセトラ VOL.3 特集:私の 私による 私のための身体
(長田 杏奈 編) エトセトラブックス 2020.5
注目は、1,334人が答えた「エトセトラ・リポート2020~わたしが語る、わたしの身体~」。閉鎖的で話しづらい身体と性についてのリアルな現代の意識を知り、新たな視点を与えてくれます。性教育からリプロダクティブ・ヘルス/ライツの問題意識マップ等、「身体」への視野を広げてみませんか?
彼女の体とその他の断片
(カルメン・マリア・マチャド 著)エトセトラブックス 2020.3
作者が紡ぐ、古いおとぎ話のような/記憶の欠片のような/パズルのピースのような「断片」の数々。頭を悩ませ解釈に戸惑いながらも追いかけるうちに、過去に置いてきた自分の「断片」が、ひとつまたひとつと誘い出されて浮かび上がり連なっていくのが見えるでしょう。「私の中の女たちの物語」が顕わになる。そんな短編集です。
フラワーデモを記録する
(フラワーデモ 編) エトセトラブックス 2020.4
2019年4月、「花をもって集まりましょう」と初めてTwitterに発信されてから1年。参加者が自らの性被害を訴えるスピーチがまたたく間に拡がり、これまで社会が耳をふさいできた性暴力の実態が明らかにされたフラワーデモの1年間の記録。被害への怒りや無念さ、一方で、“連帯”への熱い思いが湧き上がり胸がいっぱいになります。