新着図書(2021.3)

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 新着図書(2021.3)

図書コーナーの「新着図書(2021.3) 」を紹介します。
どうぞご利用ください!

性差の日本史

【大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館/編】                一般財団法人 歴史民俗博物館振興会 2020.10

昨年、国立歴史民俗博物館で話題を呼んだ企画展示「性差の日本史」の図録。日本列島社会の中で形成されたジェンダー構造の古代から現代を「通史」で!
記録されることの少なかった女性たち…、私たちが習った歴史に、何人の女性が登場したでしょう。
歴史は、現代を読み解くカギ。withコロナ時代の教養にいかがですか?

 

おとめ六法

【上谷 さくら、岸本 学/著】
KADOKAWA 2020.5

痴漢、デートDV、ストーカー、パワハラにセクハラ、不倫、インターネット上のトラブル…。いざトラブルに巻き込まれたときは、なにをどうすればいいかわからないもの。こんなときどうすればいいの?誰に相談したらいいの?そんなときの道しるべ。すべての女性の味方になる法律の本です。

 

おうち性教育はじめます

【フクチ マミ、村瀬 幸浩/著】
KADOKAWA 2020.3

親として人としてあらためて性について学び直し、性の伝え方を具体的に教えてくれる、3~10歳の子どもを持つ家族向けにまとめた本書。漫画仕立てで、入門書のような顔をしつつも、かなり踏み込んだ内容にも触れています。子が幸せになる力を育むためには、親の性に対する支援の姿勢が大切。性に対する心構えと性教育の面白さを学んでみませんか?

 

これからの男の子たちへ

【太田 啓子/著】
大月書店 2020.8

2人の男の子を育てる弁護士ママが考えるジェンダー平等時代の子育て論。日常に紛れ込む「男らしさ」の呪縛を脱し、女性と対等な関係を築ける大人になるために、男の子たちはどう成長していけばいいのか。
親は具体的に何を教えたらいいのか、子どもの頃から知るべき正しい性の知識とは。抑圧的なジェンダーバイアスによって作られた社会の常識がアップデートされますように。

彼女たちの部屋

【レティシア・コロンバニ/著】
早川書房 2020.6

実在するパリの保護施設「女性会館」。そこで代書人ボランティアをはじめた弁護士ソレーヌは、暴力や差別、貧困から逃れ施設に身を寄せる女性たちと出会う。そこは100年前、病身を削ってパリ街中の貧困と戦うブランシュの、不屈の闘志が施設を創設した場所…。
時を超えて連帯する女性たちの、無数の人生の輝きと、願いの力が響き合う物語。

 

あなたを閉じこめる「ずるい言葉」

【森山 至貴/著】
WAVE出版 2020.8

「あなたのためを思って言っているんだよ」「傷ついたのも良い経験だったね」などと言われたことや、言ったことはありませんか?言われた側がなんだかちょっとモヤモヤしてしまう、このような言葉の何が“ずるい”のか解説しています。どう切り返せば相手も自分も守れるのか、大人にも子どもにもおすすめの一冊です。

 

CHOICE 自分で選びとるための「性」の知識

【シオリーヌ(大貫 詩織)/著】
イースト・プレス 2020.12

「性の話を、もっと気軽にオープンに!」でお馴染みの助産師で性教育ユーチューバーのシオリーヌ、初の著書。YouTubeへの解説リンク付きで、誰も教えてくれないコンドームの付け方などの実用的な知識や、自分の人生を自分の意志で選びとるための性の基礎知識は若い世代のお守りになります。適切な性の知識を身に着けて、納得できる人生をCHOICE‼

 

コロナ禍の東京を駆ける:緊急事態宣言下の困窮者支援日記

【稲葉 剛、小林 美穂子 ほか】
岩波書店 2020.11

コロナ禍の東京、緊急事態宣言下で休業するネットカフェ。そこを住処にしていた数千人の日雇い、派遣の人たちは行き場を失った。福祉事務所や公的機関に助けを求めるも、水際でさらに追い詰められていく現状…。
緊急相談場所をネットに立ち上げ、SOSが入れば昼夜を問わず飛び出していく「つくろい東京ファンド」のスタッフたち。他の支援団体と連携しながら、相談者を生活保護へとつなげていく日々の活動が綴られています。

その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い

【ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー/著】
新潮社 2020.7

世界に拡がったあの#MeToo運動。その発端となった2人のジャーナリストによるルポ。実名で公表するまでには高い障壁があったことが想像される。
性暴力被害者を生み続ける権力構造にメスを入れ、性差別を根絶しようとする熱き想いが真に迫ります。

 

ぼけますから、よろしくお願いします。

【信友 直子/著】
新潮社 2019.10

認知症を患う母と、その母を介護する高齢の父(初めての家事)の日々の暮らしを、ドキュメンタリー番組制作を手がける娘が記録。ユーモアと家族の温かさ、それでいてきれいごとだけでは終わらない超高齢夫婦の介護のリアルさが綴られています。
TV放送後、映画化。令和元年度文化庁映画・文化記録映画大賞受賞に輝くなど、全国で反響のあった本書をぜひご覧ください。

みんなとちがうきみだけど (絵本)

【ジャクリーン・ウッドソン/著】
汐文社 2019.3

肌の色、髪質、言葉・・・自分の当たり前が周りと違うと感じると、自分だけが世界の外側にいるような感覚になっちゃうね。でも、一緒の部分も見つけたね。「私は私のままでいい、違いは豊かだよ」と背中を押してくれる絵本です。
カラフル・ポップなイラストも相まって、あなたを勇気づけてくれるでしょう。リンドグレーン記念文学賞受賞作家ジャクリーン・ウッドソンの最新作。

草むらにハイヒール 内から外への欲求

【小倉 千加子/著】
いそっぷ社 2020.1

「草むらにハイヒール脱ぎ捨てられて雨水の碧き宇宙たまれり」
ハイヒールを脱ぎ捨てた女は、どこかに行ってしまったのだ…。でも、脱ぎ捨ててどこかへ行ってしまわなかった母親たちは…。
小倉千加子氏、七年ぶりの新刊。結婚制度、政治、芸能、犯罪と話題は自在に飛びまわり、硬軟おりまぜて紡がれる88本のエッセイ集!!

 

働く女子と罪悪感 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる

【浜田 敬子/著】
集英社 2018.11

男性社会の中で、なぜ仕事を辞めずにこられたのか?仕事って楽しいという経験を忘れられないからと、筆者は語ります。
人生は予定通りにはいかない。「こうあるべき」は自分を縛り、苦しめる。目の前にあるチャンスを試した方が人生は楽しい。AERA元編集長が語る働く女性の本音や経験談に、思わず頷く人も多いでしょう。

 

小さき者の幸せが守られる経済へ

【浜 矩子/著】
新日本出版社 2019.8

人間らしい経済、人を幸せにする社会とは…。「つよいものがより強く、おおきいものがより大きく―。」なぜ経済は固定化され、貧困は広がったのか…。
一見すると難しく思われがちな経済問題が、わかりやすく語られます。グローバルな視点で日本経済の現状を直視し、警鐘を鳴らす一冊。

 

ひきこもれ <新装版> ひとりの時間をもつということ

【吉本 隆明/著】
SBクリエイティブ 2020.9

2002年発刊のこの作品が、新装版で復刊!SNSのない時代に書かれた作品にもかかわらず、今に通じるメッセージがふんだんに盛り込まれています。ひきこもりの極意を『他人が入り込まない、分断されないひとり時間を持つこと』と説く作者。溢れかえる情報から一旦離れて、この作品を手に取ってみませんか?

 

地震・台風に備える防災BOOK

【株式会社マガジンハウス/発行】
株式会社マガジンハウス 2019.6

災害への備え、できていますか?
子どもや高齢者、ペットの安全確保は?
本書は『女性目線で備える防災BOOK』(2018)を再編集したもの。女性目線で捉えた災害時の困り事や、実体験に基づく対策、近年増えつつある風水害への備えなどを図説入りで分かりやすく解説しています。
ステイホームを有効活用!実は危険だらけの家の中をチェックしてみませんか?

才女の運命  男たちの名声の陰で

【インゲ・シュテファン/著】
フィルムアート社 2020.3

「偉業を成し遂げた男性には、それを陰で支えた女性がいた。」と描かれることが多い、偉人の伝記。本書は、陰で支える存在というより、積極的に偉業に貢献した女性がいたことを、資料に基づいて明らかにしています。女性の役割を型にはめようとする力が存在していることに、疑問を投げかける伝記集。

 

「男女格差後進国」の衝撃 :
無意識のジェンダー・バイアスを克服する

【治部 れんげ/著】
小学館 2020.10

日本と他国との比較や、地域や家庭におけるジェンダー問題など、日本のジェンダー平等の現状をわかりやすく説明しています。女らしさや男らしさなどの決めつけや世間の常識にとらわれず、「なりたい自分」を選択できる、そんな社会を次の世代に残すために、これから何をするべきか考えさせられる一冊。ジェンダー平等を作るのはあなたです。

 

起業の科学 :
スタートアップサイエンス

【田所 雅之/著】
日経BP社 2017.11

起業についての様々な書籍やブログ、動画等のポイントを、筆者の経験も踏まえて一冊にまとめた、起業の教科書決定版!
専門用語も出てきますが、写真やグラフ等で分かりやすく視覚化。段階別で科学的な手法が、新しい価値を創造する起業への背中を押してくれます。
※こちらの本は、起業応援ルーム 芽でるネット(1階)にて配架