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オススメ図書2023年4月

オススメ図書(2023年4月) 「ヤングケアラー  わたしの語り -子どもや若者が経験した家族のケア・介護」 【澁谷 智子//編 生活書院 2020年】 「ヤングケアラー」という言葉をご存知でしょうか。 ケアが必要な家族の世話をしている18歳未満の子どものことです。 本書では、ヤングケアラーだった7人の方が自身の経験や思いを語っています。 ヤングケアラーは『かわいそうな存在』と思われがちですが、若いうちにケア・介護をした経験がその後の人生に活かされている部分があり、マイナスなこととしてのみに捉われていないことがわかります。 当事者であった方たちの声を聞いてみませんか? 新着図書はこちら オスス...
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オススメ図書2023年4月

オススメ図書(2023年4月) 「13歳、『私』をなくした私 -性暴力と生きることのリアル」 【山本 潤//著 朝日新聞出版 2017年】 4月は、若年層の性暴力被害予防月間です。 本書では13歳から7年間にわたって父親から性被害を受けた著者が、性暴力が一人の人間にどのような影響を与えるか、また、回復に向けて前に進むときに役立った知識や情報を伝えています。自身の苦しみを血の滲む思いで語り、「性暴力を許さない社会の実現」を訴えています。 新着図書はこちら オススメ図書はこちら
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オススメ図書2023年3月

オススメ図書(2023年3月) 「マダムたちのルームシェア」 【seko koseko//著 KADOKAWA 2022年】 女性3人によるルームシェア(同居)生活は、古くからの友人で、一人は離婚を機に、別の一人は夫の死を機に、残る一人のマンションに移り住んだことから始まった、。抱腹絶倒‟日常あるある”が、ファッション系イラストレーターseko kosekoさんの絶妙な筆致で表現されています。得意を認め不足を補い、お互いを尊重する押し付けない3人の関係が、何だかとてもうらやましい。「こういう相手がいる自分」になるとさらに人生拓けるかも、と気づかされた1冊です。 新着図書はこちら オススメ図書は...
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オススメ図書2023年3月

オススメ図書(2023年3月) 「3千円の使い方」 【原田ひ香//著 中央公論新社 2018年】 日本の賃金が20年間上がらないままだったことだけでも苦しい思いをしてきたのに、追い打ちをかけたのがコロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、32年ぶりの円安の影響。社会保険料や税金の負担も増え、モノの値段も光熱費も上がる一方。この苦境から脱するにはどうしたらいいのか・・・「なぜ3千円の使い方が大事なのか。」を説く登場人物の言葉に糸口があるかもしれません。そして、主人公一家4世代の生き抜くための『知恵』が、きっとチカラをくれると思います。 新着図書はこちら オススメ図書はこちら
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オススメ図書2023年2月

オススメ図書(2023年2月) 男性中心企業の終焉 【浜田敬子//著 文藝春秋 2022年】  日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中116位。未だに男尊女卑が根強く残る日本の企業風土。  その原因はどこにあるのか。なぜ他国と比較して日本の女性登用はこれほどまでに進まないのか。そして女性の社会進出を活性化させるにはどうしたらいいのか。  本書はジェンダー後進国の日本の現状を俯瞰しつつ、多様性を実践している企業や自治体の地道な取り組みを紹介し、職場におけるジェンダー平等の実現を図る方法を模索している。 新着図書はこちら オススメ図書はこちら
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オススメ図書2023年2月

オススメ図書(2023年2月) 自分だけの強みが遊ぶように見つかる適職の地図 【土谷愛//著 かんき出版 2022年】 自分の強みってなんだろう…?適職がわからない…。 そんな「強み迷子」になっている方必見! 強みは「誰もが必ず持っているもの」なのです! 7日間のワークをゲーム感覚で楽しみながら、自分の強みややりたいことを明確にして、自身を見つめなおすきっかけになる一冊です。 新着図書はこちら オススメ図書はこちら
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オススメ図書2023年1月

オススメ図書(2023年1月) やさしいことばで日本国憲法 【池田香代子//訳 C.ダグラス・ラミス//監修・解説 マガジンハウス 2003年】 『日本国憲法第10章「最高法規」第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである』 「憲法は、国民から国家権力への命令」にもかかわらず、自民党改正案草案では第97条が削除されています。一度、より簡単な文章で日本国憲法に何が書かれているのか、確かめてみませんか。改正の必要性を考えるため...
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オススメ図書2023年1月

オススメ図書(2023年1月) やってもやっても終わらない名もなき家事に名前を付けたらその多さに驚いた。 【梅田 悟司//著  サンマーク出版  2019年】 育児+底なし感ハンパない家事を経験した著者。身の回りのあらゆることが家事であり、多くが名もなき労働だと気づいて始まった「家事をする人へのリスペクト」を、コピーライターとして最大限に表現しようとした思いを感じる1冊。 「もっと家事をこなす自分をほめるべきだし、家族もほめるべきです!」という著者の言葉が、年末年始の家事労働の後だからこそ刺さりました。 新着図書はこちら オススメ図書はこちら
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オススメ図書2022年12月

オススメ図書(2022年12月) なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない 【東畑開人//著  新潮社  2022年】 心理士として15年、現代人の心の問題に向き合ってきた著者が、人生の迷子になってしまったあなたに届ける本書。悩みは多様で複雑な人生を、見事に整理する7つの「こころの補助線」を著者は語りかけるように差し出します。この社会でいかに生きるか― 本書とともに新たな気持ちで新年を過ごしてみませんか? 新着図書はこちら オススメ図書はこちら
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オススメ図書2022年12月

オススメ図書(2022年12月) 個人的なことは社会的なこと 【貴戸理恵//著  青土社  2021年】 「東京新聞」の連載コラムで、あらゆる社会問題を取り上げた8年間の思考の記録を、書籍化した本書。一編は短いながらも、ジェンダー、性暴力、ひきこもり・・・足元から社会を変えてゆくための手がかりを探っている。生きづらさの理由は、個人の中ではなく、社会のほうにあるのかもしれない。個人と社会で起こった問題を自分のこととして振り返りながら掘り下げて読むことが出来る本書を是非お手に取ってお読み下さい。 新着図書はこちら オススメ図書はこちら