オススメ図書(2025年3月)
私の「結婚」について勝手に語らないでください。
【クァク・ミンジ//著 亜紀書房 2024年】
非婚もその人が選んだ一つの「生き方」。
本書は、いわゆる「非婚エッセイ」ではあるものの、ただ単に非婚をすすめるものではありません。非婚は一つの生き方であり、非婚を含めた“多様性”を認める社会を作るために、私たち一人ひとりがもっと自分自身のことを語ろうという趣旨が込められています。
「非婚が結婚に勝るわけではなく、非婚と結婚を天秤にかけて非婚のほうがいいと思ったわけでもない。私の日常に結婚が入ってくる隙と理由がないことを身をもって実感しながら生きているだけだ」と筆者は言います。
誰もが自分らしく生きていいのだと背中を押してくれて、もっと「自分のことを語ってみよう」という勇気をもらえる一冊です。