新着図書(2012.2.16)
2012.02.03
おすすめ図書情報
本館、別館の図書コーナーに新着図書が入りました!どうぞご利用ください。
(2012年2月16日 )
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本館 新着図書 |
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別館 新着図書 |
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街で浮遊する少女たちへ 新宿で”待つ””聴く”を続けて50年
兼松 左知子(著)
岩波書店 2009 |
新宿で相談業務に関わってきた経験を持つ著者は、売春防止法から50年間で5,000人の少女たちと向き合い、語るのを待ち、寄り添ってきました。援助交際や性産業に巻き込まれる少女たちは、自分の居場所や存在意義を求めて街を彷徨い、肉体的にも精神的にも追い詰められ苦しんでいます。必要なのは人生を分かち合える人がいること、自分の可能性を信じて期待してくれる人の存在なのではないでしょうか。延々と続いてきた『性』における力関係や性産業の危険性について、社会の矛盾を問う一冊です。 |
(本館所蔵)D1-4 か |
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<オンナ・コドモ>のジャーナリズム
林 香里(著)
岩波書店 2011 |
~ジャーナリズムに新しい倫理を!~インターネットなどの相互交流的な情報空間が活性化する反面、マスメディア・ジャーナリズムの衰退が顕著です。本書は、排除され、見えなくされがちな女性、子ども、高齢者、貧困層、障害者、外国人等の視点と声を反映した〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズムの豊富な実践例を踏まえ、「ケアの倫理」と共にメディア社会をトータルに活性化するための方法を提起しています。 |
(本館・別館両館所蔵) A3-7 は |
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コミック とりぱん 11
とりのなん子(著)
講談社 2011 |
いつもはゆるゆるとして癒される本書ですが、この11巻では2011年3月の東日本大震災の日々が描かれています。著者は「快適な文明生活なんて薄っぺらい金魚鉢のようなものだと、気づいてしまったことが怖い」と綴っています。人間が“ふつう”と思い込んでいた当たり前の日常がこんなにも脆いものであったのに対し、鳥たちの自然環境に向き合った“ふつう”に、改めて考えさせられました。 癒されながらも考える一冊です。 |
(本館・別館両館所蔵) D3 |
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娘たちへ 母から娘に伝える人生に大切な80の知恵
福島みずほ(著)
岩崎書店 2011 |
「娘と娘の世代の女性たちに送る、わたしからのエール」!(本文より)
「人生において致命的なことはほとんどない」、「仕事があなたを鍛えてくれる」、「一人で問題を抱え込まない」、「ガールズネットワークを大切に」など、生きるためのヒントの一つ一つが胸に響き勇気をくれます。著者からのエールは、きっとアナタの背中を押してくれるはずです。若い世代だけでなく、すべての女性たちへのあたたかい言葉のプレゼント集です。 |
(別館所蔵) F1-1 ふ |
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コミック:この世界の片隅に (上・中・下)
こうの 史代(著)
双葉社 (2007-2009) |
太平洋戦争中の広島県呉市を舞台に、主人公のすずが新しい環境と暗い時代の波に戸惑いながらもおおらかに生き抜こうとする姿を描いています。戦時下の厳しい状況の中でも小さな幸せや楽しみを見つけることを忘れずに、変わらない姿で居続けるすずからは、ただ“のんびり”“おっとり”という気質だけでなく今を精一杯に生きようとする強さやたくましさを感じる作品です。 |
(別館所蔵) D 3 |
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困っている人
大野 更紗(著)
ポプラ社 2011 |
ひとりの人間が、たった一日を生きることが、これほど大変なことか! 原因不明の難病を発症してしまった大学院生女子による凄絶な体験手記の内容は「闘病記」ならぬ「冒険記」といったほうがしっくりくるのではないでしょうか。自力で生きていくために、「ほぼ前例のない難病」という悲劇を笑いと勇気に変換した傑作エッセイの一冊です。 |
(別館所蔵) E 4-4 お |
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私が明日殺されたら
フォージア・クーフィ(著)
徳間書店 2011 |
本書は、アフガニスタン初の女性大統領候補者と言われる著者の壮絶な半生記です。さまざまな困難や死地を乗り越え、2005年にアフガニスタン国会の下院議員選挙に当選し、現在は国会議員で副議長でもあります。イスラムの信仰を堅持しながらも欧米型の議会制民主主義を目指し、特に女性や子どもの自由と権利を訴える政治家として、暗殺の危険をかえりみず精力的な活動を続けている著者の命をかけたメッセージです。 |
(別館所蔵) A 4-6 ふ |
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までいの力
「までい」特別編集チーム(編)
SEEDS出版 2011 |
『「までい」とは、「真手」という古語が語源で、左右揃った手、両手の意味。それが転じて、手間ひま惜しまず丁寧に心をこめて つつましくという意味で東北地方で使われている方言です。(本文より抜粋)』
この本の中には、福島県の飯館村で実践されてきた「までいライフ」が生き生きと描写されています。先進的でユーモアあふれる「までいの力」、これからの私たちの生き方を考えるために、ぜひおすすめしたい一冊です。 |
(別館所蔵) F 1-1 ま |
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