市民団体支援事業

講座・イベント終了報告

<もりおか女性センターの講座(平成26年度)>
講座名 市民団体支援事業
終了報告
「市民団体支援事業」は、もりおか女性センターを利用し男女共同参画の推進などの市民活動を行っている団体から事業企画を募集し助成を行う事業です。応募団体が事前説明会へ参加し、希望する団体は企画立案、講師交渉、応募書類申請、ヒアリング、事業の実施、終了報告書・決算書の提出を行います。 本事業を通し市民団体活動の充実とさらなるエンパワーメントを培う場として、女性センターと連携しながら広く市民の皆様へ活動の周知と男女共同参画の啓発や推進を図ることができました。
■もりおか女性の会

タイトル:「聞きたい!話したい!盛岡市女性市議会議員と語る会」
実施日:11月13日(木)13:30~15:30
会場:おでって3階大会議室
講師:盛岡市議会 女性議員 4名
内容:出席の議員から現在取り組んでいる活動や報告をいただき、参加者と議会での男女共同参画や女性・若者の貧困、ひとり親家庭の問題など意見交換を行った。

●主催団体の感想
10年ぶりに「市議会議員と語る会」を開催して良かったです。他団体へも呼びかけ参加を募り、多くの方々にご参加いただくことができました。男女平等、貧困やひとり親家庭の問題など、課題を共有する場となりました。
●参加者の感想
・たいへん内容の濃い有意義な会でした。今回に限らず、継続した事業を望みます。
・盛岡市の市政について、さまざまなお話を各女性議員から伺うことができました。地域活動の難しさ、地域の絆づくりの難しさ、人材育成の難しさなど、不満だけではダメ、行動することが大事だと思いました。

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■エンパワーメント11(い)わて

タイトル:「データから地域と未来を読み解くチカラ」
実施日:11月30日(日)13:30~15:30
会場:もりおか女性センター生活アトリエ
講師:岩手大学教育学部 教授  麦倉 哲さん
内容:ジェンダー平等の視点もふまえた統計データや震災復興データの読み解き方、地域活動データが効果的に活用された事例を知る。

 

●主催団体の感想
自主グループ活動を行う中で、女性の社会活動や女性のエンパワーメント、ジェンダー平等の活動には、必要な学習であると企画した事業でしたが、なかなか受け入れられない内容であると再認識した部分もありました。今後、どのように進めるかが課題です。
●参加者の感想
普段から統計データを平均値など数値化、可視化されたものを提示されるたびに懐疑的なので、本日のお話は「目に見える」ところから漏れてしまうことに調査の対象をスポットとして当てようとしていることが分かり、「我が意を得たり」でした。調査しないことは「無いこと」になるという言葉が心に響きました。

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■岩手レインボー・ネットワーク

タイトル:「インターセックス/DSDを知ろう」
実施日:1月31日(土)13:30~15:30
会場:もりおか女性センター生活アトリエ
講師:is-relations 主宰 森本 薫さん
内容:セクシュアルマイノリティの中でも特に知られていない、染色体やホルモン、生殖器官が男女のどちらとも判別されない「インターセックス」について理解を深める。

●主催団体の感想
今回の企画に適任な講師に依頼をすることができました。セクシュアルマイノリティの中でも見えにくく、理解が未だ進んでいないインターセックスの人たちやその課題について、参加者に理解を深めていただくことができました。また、ショートフィルムの上映も理解の促進に効果的であったと思います。
●参加者の感想
・当事者の方が、どこにつまづきや困難があるかという点に注目して聞けたので良かったです。
・女性センターで「避難所運営ガイドライン」が完成し、その中にセクシュアルマイノリティ当事者の困り事を掲載したという点は、非常に前進的な事と思いました。講演会は、当事者の声、考え、体験を聞けて得るものが大きかったです。

主催/盛岡市・もりおか女性センター